民間の霊園は整備がされている

民間の霊園は整備がされている

民間の霊園には寺院や公営の墓地にはない特徴があります。その一つは墓地にお参りに来る人が快適であるように休憩所があったり、線香やお花を販売する売店などの設備が整っていることです。
車椅子の貸し出しができたり、大型の霊園では最寄り駅から無料送迎バスを運行していたりもします。また大規模な葬儀や法要を行なうことができるホールを併設している所もあります。園内でも防犯カメラ等のセキュリティが整備されていたり、段差がないなどバリアフリーへの配慮、季節ごとに美しい花を楽しめる植え込みや日本庭園が設けられている霊園も見受けられます。
そして何よりも魅力的なのは、お墓を利用する人数・予算・好みに合わせて選べる墓地のバリエーションが豊富なことで、従来の墓石の他に洋風プレート型墓石の区画や芝生やレンガがあしらわれたものもあります。ペットと同じお墓に入ることができる霊園があることも大きな特徴であり、人気を集めています。

郊外にある広い敷地の民間霊園がおすすめ

民間霊園は、バブル期以降盛んに開発されるようになりました。広い芝生や樹木を植栽する等して、大勢の人が集まれるような場所を意図して整備された所が多く、公園としての機能も併せ持った霊園になっています。都市部では地価の高騰や十分な敷地が確保される物件そのものが不足していたため、多くは交通の便がよい大都市近郊に造られており、敷地も広いのが特徴です。
霊園は、今流行の樹木葬や花壇葬のスタイルもあり、また、家族以外の人と一緒に眠るという人、昔からの縦に高い墓石ではなく幅広の高さの低い墓石を用いて好きな言葉を彫る等、各自の好みや価値観が反映されたものになっています。
このようなスタイルあるいは景観は広い場所であるからこそ成立することであって、郊外にある民間霊園はこのような欲求を満たしてくれます。
また、宗派・宗教を固定しているものも、それらにこだわらず受け入れるようになっているところもあり、公営の墓地と違って利用者に制限がないのも求め易いです。